【[101128加古川]スプリングス】
![[101128加古川]スプリングス](http://x99img.peps.jp/uimg/a/am23km06sp/101/dbvn8qev6lA.jpg)
★秘密のヴェールを脱ぐ!!
久光製薬スプリングスのＶプレミア女子10・11シーズン版の序盤戦を僕なりに表現するとすれば、ココで添付した『一枚の写真(画像)』を見て頂ければ解ってくれる方には判ってくれると思う。順当に考えれば開幕戦・神戸や僕自身も生観戦した101128加古川で象徴的だったスプリングス選手は新鍋理沙選手(OP)や石井優希選手(WS)ではないか!?と指摘する方々様もいらっしゃるとは思う。しかしココで添付した雨堤みなみ選手とオリベイラ・エリサンジェラ選手の『共にユニホーム姿の２ショット』しかも一つのＶプレミア試合会場でソレを見るコトは前シーズン迄のスプリングスでは絶対に『有り得ないコト』だ。オオマカな役割は同じ『攻撃型の大型エース(WS)』だが、片や前シーズン迄ならＶプレミア女子で『ユニホームすら着るコトさえ許されなかった日本人エース(候補)』と片やチームのアツい信頼を得て『２年連続でスタメンを張る外国人エース』が兵庫県(神戸・加古川)開幕ラウンド２連戦では共に試合登録メンバーになった。(実質)本拠地を兵庫県神戸市におく(本社所在地)佐賀県鳥栖市のチーム・スプリングスは解釈を廻る問題がモトで2010千葉国体への出場を断念してからの約数ヶ月の間、まさしく『秘密のヴェール』で覆い隠していたが開幕戦・神戸でイザそのヴェールを脱いだスプリングスは２連勝を飾った。
★変化と継続の両立!!
ハナシを添付した写真のコトに戻すが『漸くＶプレミアデビュー』を果たした雨堤選手と『２年連続起用』のエリサンジェラ選手は前シーズン迄のスプリングスならば絶対に有り得ないコトだ。ソコまでしてスプリングスが『変化』を求めるのには僕が今日まで何度も何度も書いている『原点回帰路線』すなわち現在は全日本女子を率いる元監督とソノ後継だった前監督の方法論を出来る限りチームから『排除』するコトにあったと僕は考えている。しかし現行チームを指揮する大東雅史監督は行き過ぎる変化を逆に危険だと感じたのかスタメンだけは前シーズンから出来る限り『継続』起用するコトを決めた。それがエリサンジェラ選手の２年連続起用でミカタによれば前までの方法論から変化を付けたとも云える。ソレでも変えないといけないスタメンポジションにはリベロ(Ｌ)座安琴希選手とライト(OP)新鍋選手を配置した。
★トントンのチーム力!!
大東監督はコーチ時代から時間をかけて育て上げてきた若手選手達のチカラを今シーズンこそは解放しようという気持ちが強かったに違いない。スプリングスの開幕２連勝は今まで下積みばかりしてきた若手選手達もソレなりに活躍しての結果だとは思うが、試合内容という面でみると開幕２戦は共にフルセットまでモツレてしまった。101128加古川での対デンソーエアリービーズ戦だけで云えば、スプリングスの『チーム力』は云われているほど弱くも無いが決して強いとも云えないのが僕の感想だ。この試合では新鍋選手や石井選手の大活躍とソレらを『相殺』するような危うい状況が交互に出て結果評価的には『トントン(±０)』だと僕は思う。石井選手が大活躍をした発端はスプリングス『唯一の2010全日本メンバー』石田瑞穂選手(WS)の不調にある。来年2011全日本への大きな課題であるレシーブが悪くスパイクも段々とオカシくなり一番のウリである元気さまでも無くなって遂に第４セット中盤で石井選手と交代した。
★現在以上の協力関係!!
2010全日本でも似たようなキャラ(個性と個人能力)を持つ選手達とポジション争いをしてきた石田選手。そして現在のスプリングスでも石井選手や野本理佳選手という似たようなキャラを持つ選手達と(WS)ポジション争いをしている。また大ブレイク『寸前(←僕としてはマダマダ様子見)』の新鍋選手もいれば、Ｖプレミア女子での日本人最高身長を持つ岩坂名奈選手(MB)もいる。それなのに現行スプリングスで2010全日本メンバーは石田選手だけというのは実に物足りない。現在の全日本女子チームとはドウイウ仲かは知らないが、やはり現在以上に全日本女子との協力関係をしっかり結ぶ必要があるのでは!?と思うコトがある。この件はまた別の機会に書こうとは思うが、やはり沢山のスプリングス選手が全日本で活躍してこそ真の『全』日本になると僕は思う。もちろんスプリングスがソレなりに善戦を続ければのハナシになるが…!!
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