特集&過去に取材した子たち

【危険すぎるペットの熱中症❢】
危険すぎるペットの熱中症❢

ぺったん2019年8月号❣緊急特集≪危険すぎるペットの熱中症❢知っていれば避けられます❣≫

 猛暑となっている今年の夏。 人間が熱中症にならないように涼しい環境、涼しい格好をするのは勿論ですが、毛皮を着たままの動物たちはもっと暑い思いをしています☀

 人間が毛皮のコートを着たまま猛暑の夏を過ごすとしたら…きっと、暑過ぎて死ぬ〜\(+o+)/となるのではないでしょうか。
 飼い主さんや、近くに動物がいる方などは、物言えぬ動物達の声なき声を聞いてあげましょう。知っていれば熱中症は避けられます❢ ちょっとの工夫や思いやりで、動物達の環境は大きく変わります❣


 【熱中症の初期症状とは!?】

 犬や猫をはじめ多くの動物は暑いと浅く速い呼吸になります。
この行動は舌を出し唾液を蒸発させて体温を下げようとするためにおこなわれます。
 動物が体温を調節のために行う、あえぐような荒い呼吸を『パンティング』と呼びます。
 体温が40〜41℃以上に上昇し、呼吸数と心拍数が増加します。熱中症の初期症状は、このパンティングがさらに速くなり、大量のよだれを流し始めます。

 中々パンティングがおさまらなければ熱中症にかかっている可能性があります。
 熱中症が重症化すると・・・下痢、嘔吐、ふるえ、発作、意識消失 どれか一つでも当てはまる場合は、かなり重症化していると考えられます。

 症状が悪化すると体温が上昇し、脈も速くなり、口の中や目の粘膜が充血しはじめます。さらに体温が高くなると脱水症状により酸欠症状を起こし舌の色が紫色になり(チアノーゼと言います)極めて危険な状態となります。けいれんや嘔吐、下痢をおこす場合もあり、重篤な場合には死に至ることもありますので、すぐに動物病院へ連れて行ってください❢


 【熱中症になりやすいタイプ】

・鼻ぺちゃな子

・寒い地方出身の子

・脚が短い子

・太っちょな子

・長生きな子

・持病のある子

・運動不足な子

・活発すぎる子

 犬は熱中症になりやすく、パグやシーズー、フレンチブルドッグなどの鼻ぺちゃでマズル(鼻口部)の短い犬種は、鼻孔が小さく気道が短いため呼吸による体温調節が苦手です。
 特に暑さが苦手な寒い地方出身の犬種のシベリアンハスキーや、セントバーナードなどは、とりわけ熱中症になりやすいです。

 ミニチュア・ダックスフントやウェルシュ・コーギーなど脚が短い犬はお腹が地面に近いので、地面の温度や太陽の照り返しをもろに受けます。
 また、人間と同じように、老犬(猫)や子犬(猫)、太っているペットや療養中のペットも熱中症になりやすいと言われています。
 運動不足な子は突然心拍数が上昇し、普段から活発な子は、負担に気付かず頑張ってしまうので、気付いたら熱中症にかかっていたという事象があります。

 人が暑いと感じなくても、地面からの放射熱を受けるため、常に熱中症になる可能性があります。

 分かりやすいパンディングを目安にしながら、やはり飼い主が予防し普段からよく気付いてあげることが最も大切です。


 【熱中症の予防(=^・^=)/💖】

☆冷感マットなどペットが休める場所を確保してあげる

☆いつでも自由に飲めるお水を置いておく
    
☆継続してエアコンをかけてあげる(体に負担のない快適な温度にしてあげる)

☆日中の散歩は控える

☆散歩時には脱水症状&熱中症対策のアイテムを持参する

 直射日光が当たらずにペットが休める場所に大理石やアルミニウム製の「さわるとひんやり感じる」素材でできた冷感マットを置いてあげると良いでしょう。

 良かれと思って用意しても、全然使わない(~_~;)など、好き嫌いはありがちですが…夏の必須アイテムなので用意をしておくと安心です♪
 
★ 外犬には必ず用意をしておいてください❣ 

室内外共に、お水は常に置いておいてください。いつでも自由に飲める充分な量のお水を置いておくのがポイントです。

 「外出時に冷房と暖房を間違えてしまった」や、「タイマーで切れる設定にしてしまった」などの致命的となる間違えが実際にあります。
 おさえる所をしっかりおさえておけば大丈夫なので、大事な『確認グセ』をつけましょう。

 散歩については、行くのであれば日が落ちている時に行ってください。無理して行くとまた行くクセがつき後悔するのが落ちです。
 外出の際はウンチ袋と共に、お水は必須アイテムです❢❢
 ペットボトルを凍らせておいて持っていくのも安心アイテム❤ 

 水で濡らすと冷たくなる冷却ジェルを使用したペット用ベストやバンダナなどのアイテムを活用するのも有効なので、それぞれに工夫をして事前に準備してください❣


 ★応急処置で冷やす部位は人間と同じ❢❢

 熱中症の症状と思われた時は、首(頸動脈)、ワキの下(前足の付け根の内側)、そけい部(後ろ足の付け根の内側)を冷やしてあげてください。人間と同じように、太い血管が近くを通っているこれらの箇所を冷やすと体温を効果的に下げることができます。(熱中症に限らず、早く 熱を下げたいときは、これらの箇所を冷やすと効果的だと知っておくとよいでしょう)

 熱中症の症状があらわれたもしもの時のために、タオルや保冷剤を用意しておくとこの応急処置が可能になります。

 首元やワキの下、内股を保冷剤で冷やしたり、水で濡らしたタオルを全身をくるんだりと素早い対応を取ってあげてください。
 ☆動物病院に行く前のこの対応が功を奏します。 


 【死亡率→恐怖の5割!?】

 屋外のペットはあまりにも過酷で熱中症になりやすいのは当然ですが、屋内にいる犬や猫などのペットも熱中症になることがあることを知っている人と答えた人は52.9%という最新の調査結果もあり、約半分の室内飼いをしている飼い主さんの、危機管理の知識が意外にも低いということを現しています。

 そして…熱中症が原因で病院を緊急に受診する犬の死亡率は約5割という恐怖のデータもあります。

 ちなみに、熱中症の約4割が室内で起こっています❢  室内というのは車内も含まれます。
(毎年、子どもを車の中に放置し死亡するという惨事が起きていますが、ペットも全く同じように、鈍感で無責任な飼い主によって、地獄のような熱さで苦しんだ末に亡くなっています)


 ☆近年の研究の結果、熱中症の発症率が増えるのは、環境気温22度以上、湿度60%がひとつの目安になると分かってきました。人間は25度以上から注意が必要と言われていますが、
毛皮で覆われているペットは人よりも低い、22度くらいから気をつけたほうが良いということです。

 外飼いの犬は、室内飼いよりも遥かに過酷なために、色々と工夫してあげることが本当に大切です。
 飼い主さんの何気ないちょっとした気遣いだけでも環境ががらりと変わります。

 犬と人間は暑さの感じ方や熱の放出方法が違うということを念頭に置いて、よく観察しながら夏を快適に乗り切れるように配慮してあげましょう。

 ペットの運命はいつも飼い主さんの手に委ねられています。
 
 知らない(気づいていない)飼い主さんに、ちょっと親切にお声がけするだけで助けられることも多々あります。
 共々、慈しみで助け合ってまいりましょう💝



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