特集&過去に取材した子たち

【何でも収集家❣ノア君❤】
何でも収集家❣ノア君❤

ぺったん2019年10月号❣ほっこりスクープ掲載❣

 『何でも収集家❣ノア君❤』

長年、良い時も悪い時も猫と共に生活してきた飼い主さんですが、老衰や病気で順番に他界し、猫がみんな居なくなってしまい、心にすっぽり穴が開いたままの状態が続いていました。

 そんな中、猫仲間から譲渡会の開催や里親団体についての情報を教えてもらっていました。

 よく考え抜いた末に、「息子も一人っ子だし、動物との共存で優しい子に育って欲しいとの思い…そして私の猫好きが勝りました❢」と、譲渡団体へ連絡をして猫を引き取ることに決めたのです。
 
 1匹じゃ寂しいのではと、最初に引き取った子の直後に2匹目を引き取りましたが、その後、里親サイトをまた見てみると…ノア君の新しい画像が登場したのを見てると、そのミルクティ色の可愛らしさに惹かれ、ノア君も引き取ったのでした。

 不思議なことに新たに引き取った3匹の猫達は、他界した先住猫をそれぞれ思い出す非常に似た要素がたっぷり❣

 「我が家に来るべき子たちだったんだろうな〜と感じています」と飼い主さんはおっしゃっていました。


【生まれつき右目が見えないノア君】

ノア君は生まれた時から右目が濁り、見えない(光しか感じない)状態というハンディを持って生まれた子でした。

 何とか目がきれいに戻らないかと、眼科専門医を探し出して連れて行きました。

 1度目は安全な範囲での目にかぶった膜の剥離手術をお願いして少しだけきれいになりました。
 最初はノア君を含めて3匹で保護されていたそうで、残りの2匹も目に障碍がある子たちで、その中の1匹が手術を受けると、目の表面に傷があったらしく、結果眼球がダメになってしまって眼球取り出し手術になってしまっていたとのことです。

 ノア君の右目は光を感じることは分かったので、リスクのある膜をきれいに取る手術はやめました。

 飼い主さんが何故ノア君という名前を付けたかと言うと…ハワイ語で「自由」という意味だからということでした。

 元プロサーファーの飼い主さん
だからこそ生まれた思いやりの、こもった名前でした。

 自由に生きて欲しい。この思いはそのまま届き、自由に過ごし、お茶目❣ と〜っても人懐っこく、皆から愛され良い子で伸び伸びと育っています♪

 初対面の人がこの猫、「片目が怖いな」と思った直後に「遊んでよ〜」と無邪気にノア君からスリスリするようなことが頻繁にあってギャップの王子様❤
【本日の講師・人の心を射止めるギャップの作り方・ノア先生】人気講師になれちゃう感じです♫


ソファーで寝る時には決まった位置で仰向けで大股開き❢ おじさんのようなその姿を見ているだけで癒されてしまいます。また遊ぶのが大好きで、かまって欲しいと椅子に座っている櫻井さんに後ろ脚2本で立ち、前足を櫻井さんの膝にのせ、右手の足をハイ❢と言わんばかりに挙げます❣人懐こいだけでなく、好奇心旺盛で何でも口に持てっていくノア君、なんと『収集癖』があり、運べる物は口に加えて自分の寝床に持っていきストックしていました❣❣ 鉛筆や割り箸、プラスチックの時計まで持っていき、何でも集めしてしまいます♫ ぺったん編集部の名刺まで持って行ったことを飼い主さんからお教えいただき、更にほっこり❤(^_^)v 

【そんな中、肝を冷やす出来事が❢❢】

 人間の新品の靴下には小さい止め金具が付いていますが、それらも収集のために口に入れてしまうのです❢

 とっても好奇心旺盛で忍者のようにさっと現れて口に持っていってしまうため、飼い主さんは、「新品の靴下を買ってきた時は、外してゴミ箱に入れるまでを徹底しています」

 更には裁縫をしていた時に、針刺しに刺してあった、まち針を上からパクッと口に入れたノア君、口からは尖った針だけ見える状態❢

 更に飼い主さんを凍りつかせたのは、外側に見えている針が1cmほどしかないことでした❢ 
 慎重かつ素早く首根っこを掴み「口から吐き出させました」間違えて飲み込んでしまえば、一大事❢ ということで、飼い主さんご一家は経験をしっかり活かし、危険な物は口に運ばせないように
『捨てる』・『置かない』・『確認する』

 この危機管理体制が習慣化されていきました。

 今年の夏には飼い主さんがクローゼットを開け上から物を取っている一瞬の隙にノア君が下からひょっこり入り、1時間超閉じ込められたままの状態に❢ 
 
 クローゼットから少し音がしたのに気付いたご主人❢「何やってんだよ〜いつから閉じ込めちゃったんだよ〜」と言われ…飼い主さんご夫婦の愛猫を思う会話をよそに、収集家から一瞬、探検家モードだったノア君はいつも通りの集めた小物が置いてある安心の寝床へ♪

 ご一家は『可愛い子達や、お互いに必要となる出逢いがペットショップ以外に沢山存在することを分かって欲しい』とおっしゃいます。



【商売繁殖による遺伝疾患の現実】

 『スコ座り』と呼ばれるスコティッシュフォールド特有の、後ろ足を前に投げ出した座り方には、実は脚に体重をかけると痛いがためにこの体勢を選んでいます。また後ろ足だけで立ち上がる特有のしぐさもありますが、これも痛みでジャンプができないため落ち着いた立ち上がり姿勢になったと思われます。

 スコティッシュフォールドには様々な身体的な問題(遺伝疾患)が発生しているため、動物愛護先進国のイギリスの品種登録団体では『繁殖すべきでない』と登録を取り止めています。

 ただ、産めや増やせやで売れれば良しとする日本のペット業界を変えるためには…最低限、周囲の知識と厳しい目が必要でしょう。

 安直な考え方の人はお金になれば何でもやります。そしてお金にならなければ無慈悲なことを平気でする。日本には規制がなく、人知れず無制限に繁殖が行われています。

 ノア君のようにハンディも長所となり、良い飼い主さんに巡り逢える子ばかりではありません。売り物にならず殺処分となる子もまだまだ沢山います。

 自由と愛情を掴みとった健気なノア君の眼には、人間は僕たちに優しい生き物だと映り信じ切っているはずです💖

人間に向かってノア君からも光が放たれていました☀





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