ヘレン・トゥエルブツリーズ


ヘレン・トゥエルブツリーズ

ヘレン・トゥエルブツリーズ(Helen Twelvetrees 本名:ヘレン・マリー・ユルゲンス 1908年12月25日生)
 [アメリカ・女優]


 ニューヨーク市ブルックリン区生まれ。 1919年、住んでいたアパートが火事になり弟を亡くしている。アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツで演技を学んでいたときに俳優のクラーク・トゥエルブツリーズと出会い、1927年2月に結婚した。その後、いくつかの舞台経験の後、ハリウッドへ渡り、フォックス・フィルム・コーポレーション社と契約、1929年に『The Ghost Talks』で映画デビューを飾る。映画では、堕落した女や長いこと苦しんできた恋人、といった役どころを演じることが多く、大恐慌の時代にアメリカのお涙ちょうだい物の女王だった。1930年代の初めには何百万もの人々が彼女とともに泣いたが、そうしたイメージに対する人気は時代が繁栄するにつれて衰え、1930年代の終わりには映画界から去っていた。

 私生活でもトラウマにつきまとわれていた。最初の夫クラークはアルコール中毒者で若くして事故死。暴力沙汰が繰り返されたあげく2度目の結婚にも破れる。3度目の結婚生活は幸福にみえ、1950年代初めには『欲望という名の電車』の舞台で主役を演じた。しかし、1958年の2月、ペンシルベニア州ミドルタウンの自宅で鎮静剤の過剰摂取により49歳にして死去。腎臓の病気を苦にしての自殺であった。映画における功績により、「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」に星を持っている。

 1958年2月13日死去(享年49)





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