一条久子（いちじょうひさこ 本名：森島久子 1949年生）［歌手］
愛知県出身。コロムビア専属。舟木一夫の弟子であり、1967年9月にシングル「恋のへそまがり」で歌手デビュー。しかし、翌1968年3月7日、東京都世田谷区のアパートにてガス自殺を図り死亡。報道では、一条の自殺の原因は「レコードも売れず前途を悲観」してとあったが、彼女のたった一枚のレコードが発売されたのは昨年9月であり、「売れない」が自殺の原因だったとは考えにくい。
一条は自殺する1週間前に台所からひいたガス管を口にくわえて自殺を図ろうとしたが、友人に発見されて未遂に終わっており、友人によれば彼女は「恩ある人から肉体関係を強要されていた」と話していたという。友人に宛てた遺書には「とうとう私自分にまけてしまいました。同じ年頃の人がいだいている夢も希望も持てないんです。私って気が強そうにみえて本当は弱虫だったのね。私って世間しらずで、自分も愛せない人間なんです。まだ18になったばかりで世の中の苦労をしらないのに・・・。昨年の夏頃から死というものからぬけられなくなって・・・。もうだめです。考えても考えてもただ、生きることはできないんです。さようなら」と記述されていた。
1968年3月7日死去(享年18)
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