DJスクリュー（DJ Screw 本名：ロバート・アール・デイヴィス・ジュニア 1971年7月20日生）［アメリカ・ヒップホップDJ］
テキサス州スミスヴィル出身。1980年代後半、DJスクリューはレコードの回転速度を落とし間延びさせることにより陶酔感を音楽的に再現するトラックのミックス手法「チョップド・アンド・スクリュード」を生み出した。その新しいスタイルは注目を集め、風邪薬の咳止めシロップをアルコール飲料に溶かして飲んだり、ドラッグの一種（ヒベルナ錠やピレチア錠等）を服用したりする際にこのヴァージョンの曲を聴くことでおこる幻覚状態や無気力的な気分を楽しむ人が増え、流行を博した。
1990年代にはDJスクリューが中心となり、ヒップホップクルー「スクリュード・アップ・クリック」を結成。テキサス州ヒューストンを根拠地として活動を続けていたが、2000年にはDJスクリュー自身が咳止めシロップの飲みすぎを遠因とする心臓麻痺で死亡し、アメリカの南部で社会問題となった。
2000年11月16日死去(享年29)
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