ウォーレス・リード


ウォーレス・リード

ウォーレス・リード(Wallace Reid 1891年4月15日生)
 [アメリカ・俳優]


 ミズーリ州セントルイス出身。父ハル・リードは映画監督兼俳優、母は女優である。200本を超えるサイレント映画に出演しており、「最高に完璧な銀幕の恋人」と呼ばれていた。1913年10月13日、4歳年下の女優のドロシー・ダヴェンポートと結婚。1919年、『ジャイアンツの谷』の撮影中に鉄道事故で重傷を負い、背中の痛みを和らげるためにモルヒネを常用していた。

 1923年1月18日、モルヒネ中毒により31歳の若さで死去した。リードは高潔なイメージの役者であり、薬物依存症だったことは死後に明らかになった。映画会社は非難を避けるために、リードが薬物依存症と個人的に勇気を持って戦ったことを強調した。さらに、『人類の破滅』(1923年)という薬物の犠牲になっていく若き弁護士の映画を製作し、妻のドロシー・ダヴェンポートも出演するなどして、スキャンダルからの防衛を図った。

 1923年1月18日死去(享年31)


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