西村潔


西村潔

西村潔(にしむらきよし 1932年9月7日生)
 [映画監督]


 東京都出身。東京都立立川高等学校に通い、在日米軍の横田飛行場でアルバイトをしながら映画浸りの日々を送った後、一橋大学社会学部へ入学。ジャーナリスト志望だったが、大学の同期で親友の石原慎太郎と一緒に東宝撮影所の入社試験を受けて合格。1956年、演出助手として入社する。千葉泰樹・黒澤明・堀川弘通・成瀬巳喜男・本多猪四郎・川島雄三・須川栄三・古澤憲吾・恩地日出夫らの助監督を経て、1969年、密室の人間群像を緊迫したサスペンスとして描いた黒沢年男主演のアクションスリラー『死ぬにはまだ早い』で監督に昇進。続く『白昼の襲撃』(1969年)では、恵まれぬ若者の自爆的な生きざまを切れ味鋭いハードボイルドタッチで描き、東宝では異色のアクション監督の誕生と期待された。田宮二郎が殺し役を演じた『豹(ジャガー)は走った』(1970年)も日本映画離れの迫力と格好良さで、アクション映画の新方向をうかがわせたが、東宝のカラーと合わぬためか、1973年に撮った『夕映えは明日に消えた』は未公開のまま幻の映画となった。

 その後はアクション路線から離れ、かつての青春文芸作をリメイクした『青春の樹』(1977年)、ソ連のセルゲイ・ソロビヨフと共同監督の東宝=モスフィルム合作『白夜の調べ』(1978年)、仏映画『冒険者たち』を彷彿とさせる青春サスペンス『黄金のパートナー』(1979年)、松田聖子主演のラブストーリー『夏服のイヴ』(1984年)を監督。映画衰退後はフリーランスとして、テレビドラマを中心に、『大追跡』『プロハンター』『西部警察』『東京大地震マグニチュード8.1』『ザ・ハングマン』『あぶない刑事』など数多く手がけた。

 限られた予算と時間で作品を成立させる腕前が高く評価されたが、1987年に銭湯を盗撮した疑いで逮捕され、三面記事ニュースで話題となった。事件以降はしばらく井藤雄才の変名で活動していたが、1993年11月17日午前8時頃、神奈川県葉山町の長者ヶ崎海岸で溺死体で発見され、近くの公衆トイレの中にあった運転免許証や遺書から身元が確認された。遺書には「お世話になった方にはおわびします」などと書かれており、捜査当局は自殺と断定した。

 1993年11月17日死去(享年61)


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